『ランセット』日本特集号出版記念シンポジウム

『ランセット』日本特集号出版記念シンポジウム
医療構造改革の課題と展望
−3月11日の大災害を超えて一
関催のご案内

 皆保険制度導入50周年を迎えた今年、『ランセット』日本特集号「日本:国民皆保険達成から50年」が刊行されます。『ランセット』において先進国についての特集号が組まれるのは今回が初めてであり、世界の注目を集めています。本特集号では、日本が短期間で長寿社会を実現した要因、皆保険制度の長所と限界、高品質低コスト医療の実態、急速な高齢化に対応する介護保険制度導入による成果と課題、保健外交における日本の優位性と役割を主要テーマとして科学的分析と検証を行い、現行の保健医療制度の課題を明らかにした上で、国内外に向けて提言を行っています。

 (公財)日本国際交流センターと世界的医学雑誌『ランセット』は、本特集号刊行を記念して以下の通り、シンポジウム「医療構造改革の課題と展望−3月11日の大災害を超えて」を開催いたします。

 日本は戦後速やかに保健医療体制を再構築し目覚しく国民の健康衛生状態を改善させ、今日では世界で最も健康で長寿の社会となりました。しかしながら、急速に高齢化が進み経済の停滞期にある日本において、これまでの医療体制はほころびを見せており、抜本的な構造改革が求められています。

 3月11日に東日本を襲った災害は、もとより医療過疎地と言われる地域が多く見られた東北地方に甚大な被害をもたらしました。その結果、高齢化、医師・病院不足、施設に依存する介護、医療に関わる国と都道府県、市町村の権限のあり方等、現在の保健医療体制が抱える様々な課題が顕在化しました。本シンポジウムでは、今回の災害によって顕在化した日本の保健医療体制の諸課題を明らかにし、公平と連帯の原則に立った、医療体制の構造改革の方向性について『ランセット』日本特集号の研究成果をふまえご議論いただきます。一方で、社会の様々な変化に対応しつつ健康な社会を実現・維持してきた日本の経験は、より良い医療制度を模索する諸外国に多くの示唆を与えています。国民皆保険達成から50年の日本の実績と優れた点を、欧米とアジアの有識者等と共有し、健康な世界の実現に向けて日本が果たすべき役割を考えます。

 本シンポジウムが『ランセット』日本特集号の研究成果を国内外に広く周知し、社会保障のあり方、保健外交をめぐる政策論議に寄与する機会となることを期待しております。

日時 : 2011年9月1日(木)9時30分〜17時30分 *開場9時00分
会場 : 国連大学3階ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前5−53−70)
主催 : (公財)日本国際交流センター、『ランセット』
後援 : 外務省、厚生労働省、財務省、世界銀行、読売新聞(申請中)
使用言語 : 日英(同時通訳)

お問い合わせ : (公財)日本国際交流センター 藤田ひゆこ
Tel:03−3446−8457(直通)

プログラム(PDF:466KB)