「活動報告」

プラハにて開催されたフォーラム2000

10月11日、12日とチェコの首都プラハにて開催されたフォーラム2000に招待されました。今年のテーマは"The World we want to live in "となっており、 「アジアの視点か ら」というセッションのパネリストとして「人間の安全保障に基づくグローバル・ガバナンス」について発表しました。

フォーラム2000は、チェコのハベル元大統領のイニシアティブで始まり、毎年定期的に開催されています。ハベル元大統領自身が共産党独裁体制に抵抗し何度も投獄されて知識人グループの指導者であっただけに、独裁体制と戦う反体制グループを支援する雰囲気があります。開会の挨拶の中で、ハベル元大統領が中国の民主化運動にかかわり投獄されている劉暁波氏にノーベル平和賞を授与する決定を下したノーベル選考委員会の決定を支持すると表明した時に、場内から割れんばかりの拍手がわきあがりました。


ワシントンDCにて開催された国際製薬工業会総会



11月9日、10日とワシントンDCにて開催された国際製薬工業会総会において、技術移転のセッションのモデレーターを務めてきました。
日本人として初めてエーザイの内藤社長が国際製薬工業会会長を務められており、WHOのエイズ・結核・マラリア等感染症を担当する中谷比呂樹局長がゲスト・スピーカーとして招待されており、久しぶりに日本の存在感を感じることのできる国際会議でした。

公式ディナーは、スミソニアン博物館の一部を使い開催されましたが、たまたま其の一階フロアーでは、戦時中強制収容された日系アメリカ人の人たちが収容所の中で創作した多くの美術品が展示されていました。そこに書かれていた「私たちはすべてを失ったが、創造力を失うことはなかった」という言葉に深く感動し、日系アメリカ人の皆さんに心からの敬意を表したいと思いました。

外交問題評議会グローバルヘルス・プログラムの責任者であるローリー・ギャレット女史にこの話をしたら、彼女の叔母さんは戦時中ボランティアーとして強制収容された日系アメリカ人の支援活動をしており、そのご主人は軍医として対日戦争に参加しておられたとのことでした。この懐の深さが、Good Americanの魂であるのだろうと感じました。

武見敬三