GHWA世界保健人材連盟会議に出席

4月29日、30日の二日間、スイス、モントルーにて開催された世界保健人材連盟(GHWA)主催のコミュニティー保健従事者会合に出席してきました。会合では、GHWAのチャンピョン(活動支援大使のような肩書)に指名された立場から、「人間の安全保障の立場から見たコミュニティー保健従事者」と題して添付資料のパワーポイントを使い基調報告をしました。コミュニティー保健人材は、その多くをボランティヤに依存し、医師、看護師等による医療サービスの普及していない辺境地域にて、数週間から数カ月という短期研修で辺境地の村々にて簡単な治療にあたる人達です。
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GHWA世界保健人材連盟会議スピーチ(PDF:868KB)

世界には、56カ国にて医師・看護師・助産師等保健従事者不足が危機的な国があります。世界中で450万人の保健従事者が不足しています。従って、アフリカ等途上国の辺境地域には、保健医療サービスを受けられない社会的弱者が多数いるのです。

この地震といった災害や紛争によるものでなく、平時において無視されている辺境地域に居住する社会的弱者を支援することは、人間の安全保障の基本です。

私は、村々の中から一定の教育を受けた人を保健従事者として選び、彼らが継続した保健・医療研修が受けられ、しかも、地方政府による管理体制との協力を進める官民一体となったコミュニティー保健支援委員会を設立し、トップダウンとボトムアップの政策がその委員会でうまくドッキングする仕組みを作ることをコミュニティーを重視する人間の安全保障の視点から提唱しました。

5月14日には、日本国際交流センターが、日本・ノルウェーの国連代表部等と共催でニューヨークにて「人間の安全保障と健康」と題したセミナーを開催することもしっかり宣伝してきました。

武見敬三