キューバにて保健・医療研究に関するグローバル・フォーラム

11月16日から20日まで、キューバにて保健・医療研究に関するグローバル・フォーラムに出席。

(1)18日 "Reforming Health Systems in Pakistan"と題したランチ・セミナーにてコメンテイターを務める。旧知のシニアー・ニシュター執筆のパキスタン医療制度の問題点をヘルス・システム論から鋭く分析した近著を材料に、ヘルス・システム強化が進まない途上国の抱える問題と解決方法につき議論した。彼女は、原理主義者による治安悪化を阻止する為にも、社会的に脆弱な人々に対する保健・医療政策の充実の必要を指摘している。議論を通じて、我が国のパキスタン支援もこの様なヘルス・システム強化を支援することにより治安を改善することにも役立つ手法を採用すれば効果的と思いました。
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(2)19日Plenary Session "Enhancing the international environment for innovation : global, regional and inter-regional perspectives"のパネリストとして、日米両国政府が協力して進めているアフリカ南部地域における保健・医療の研究調査に関する拠点作り計画の内容につきイタリアG8サミットの首脳宣言などを引用して解説しました。この計画は、私が担当している日本国際交流センターに創設されたグローバル・ヘルスと人間の安全保障プログラムの日米保健対話プロジェクトを通じて民間から協力しています。
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世界各国から800人ほどが集まる大きな会議でした。但し、日本からの参加者は、私、国際医療センターの清水さん、日本医大の長谷川敏彦さんの3人だけでした。冒頭の開会式ですぐれた論文を執筆した若手研究者が15名ほど表彰されましたが、日本人は一人もいませんでした。中国は、ホスト国キューバが友好国であることもあり、保健大臣に他10人ぐらいが参加していました。この保健大臣は、英語も仏語も流暢にしゃべり、中国の考えるヘルス・ディプロマシーにつき政策発表をしていました。非常にすぐれた人物と思いました。

オランダの保健システム研究のNGO主催の昼食会に招かれました。来年4月、オランダ政府の協力を得て保健システム研究の会議を開催するため、そこで議論すべき内容についてのフリー・ディスカッションでした。多くの意見が、途上国のガバナンス強化を進める為の官民の能力強化につき研究調査することに重点をあてるべきとのことでした。

ハバナの旧市街も見物してきました。この旧市街は、近世長きにわたりキューバがスペインの戦略拠点であったことから要塞都市として見事に設計されていました。
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ハバナ市の歴史保存会が教会と協力して高齢者デイケアーと保育園を運営していました。
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旧市街にあった薬屋さんです。
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ハバナでは、長年経済封鎖をされてきたことから1950年代の自動車がまだ走っていました。
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いまでは観光名所となっているヘミングウェーが常連であったバーには、ヘミングウェーの胸像が置いてありました。
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ハバナの中華街に行きました。味は中華料理の様であったという感じでしょうか。
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